はじめに
災害はいつ起こるかわかりません。こどもを持つ親にとって、防災対策は非常に重要です。特に外出時には、こどもが自分自身を守るための準備をしておくことが必要です。
この記事では、こどもが外出時に持たせたい防災ポーチの内容や工夫、注意点について、我が家で自作しているポーチを紹介しながら詳しく解説します。

1. 防災ポーチの重要性
防災ポーチは、災害時に必要な物品をコンパクトにまとめたものです。こどもは大人に比べて判断力や体力が未熟なため、特に自分の身を守るための準備が必要です。外出先での地震や火災、その他の災害に備えて、事前に必要なアイテムを用意しておくことが大切です。
1.1 いつ、どこで災害が起こるかわからない
災害は予測できないため、日常生活の中で突然訪れることがあります。特に公園や学校、友達の家など、普段から遊んでいる場所でも危険が潜んでいることを理解させることが大切です。
1.2 こども自身の防災意識を高める
防災ポーチを持たせることで、こども自身が防災について考えるきっかけになります。自分の身を守るためには何が必要かを理解し、実際に使えるアイテムを持つことは、いざという時に役立ちます。
2. 防災ポーチに入れるべきアイテム
防災ポーチには、こどもが安全に過ごすために必要なアイテムを厳選することが重要です。以下は、推奨されるアイテムのリストです。
2.1 基本的なアイテム
- 水:小さなペットボトルや水分補給用のパウチ。災害時には水が貴重です。
- 非常食:エネルギーバーやクッキー、ナッツなど、栄養価が高く、保存が利くもの。
- 懐中電灯:小型のLED懐中電灯。電池式であれば、予備の電池も用意しておくと良いでしょう。
- 救急セット:絆創膏、消毒液、包帯、カットバンなど、基本的な応急処置ができるアイテム。
2.2 情報収集・連絡手段
- メモ帳と鉛筆:連絡先や避難場所を書けるように。こども自身の名前や連絡先も書いておく。
- 携帯電話:年齢に応じて必要かもしれませんが、非常時に連絡を取るための重要なツールです。
2.3 身を守るためのアイテム
- 笛:助けを呼ぶための道具。小さく軽量で持ち運びやすいです。
- 反射材:夜間に目立つためのリフレクターやライト。安全性を高めます。
2.4 心の安定をもたらすアイテム
- お気に入りのおもちゃや写真:心の安定を図るために、普段から大切にしているものを持たせると良いでしょう。
3. 防災ポーチの作り方
3.1 ポーチの選定
防災ポーチは、こどもが持ち運びやすいサイズとデザインを選ぶことが大切です。リュックタイプやウエストポーチなど、好みに合わせて選びましょう。

そなえは肩掛けのショルダーバックで用意をしています
3.2 アイテムの整理
ポーチの中は整理整頓が必要です。アイテムごとに小分けのポケットを使ったり、ジッパー付きの袋に入れたりして、必要なものをすぐに取り出せるようにします。
3.3 定期的なチェック

防災ポーチは一度作ったら終わりではありません。定期的に中身をチェックし、賞味期限が切れているものや劣化しているものを入れ替えましょう。
4. 100均でそろう!我が家の防災ポーチを紹介🎶

我が家のポーチの中身は「100円ショップ」でそろえています。
『外出用』に特化していますので、水や非常食は入れていません。
4.1 LEDライトと防災笛をポーチへ付けておく

まずは
・ショルダーバック
・LEDライト
・反射版付きの防災笛
防災のショルダーバックにライトと笛をつけています。そうすればこどもがうっかり落として壊したり無くしたりすることを防ぐことができます。
ショルダーバックは220円、ライトは330円、笛は100円になります。
4.2 オムツとマスクなどの衛生グッズを入れておく

次に
・オムツ
・マスク です。
オムツは下の子が使っているものを使用し、1枚25円程度です。
・トイレの代わりに
・怪我の手当ての汚物受けに
・嘔吐時の受け皿代わりに
など、さまざまな用途で使えるので、1つあると便利です。ビニール袋に入れておくと縛って臭いや衛生面でも安心です。
マスクは2−3枚持たせておくと安心です。密閉袋に入れておくことで衛生面も保たれます。
それぞれ100円で手に入ります。
4.3 常備薬や緊急時の連絡先や低血糖対策。メモ帳などを用意

こちらに入れているのは、
・常備薬(普段常用している内服や軟膏)
・ポケットティッシュ
・絆創膏
・緊急連絡先(親の電話番号)が書いたカード
・要らない紙で作ったゴミ箱(3つ程度)
・飴(低血糖防止のため)
・お金(緊急時の連絡もしくは水分補給の購入用)
・えんぴつとメモ帳
こちらを用意しておくと安心かなというものを入れてあります。
100均でもそろえることができました

防災ポーチを100均でそろえることができました。今回は「DAISO」さんで購入し作成しました。
ごみ箱の作り方は
いらなくなった紙で「ミニごみ箱」を作成しよう。ゴミ箱の作り方を解説
で紹介していますので、ご参照ください。

このポーチはお出かけやお友達の家に遊びに行くときなど、日常遣いもしています。
こどもにも普段から覚えてもらうことで、緊急時もすぐに持ち運べるので便利。
5. こどもに防災知識を教える
5.1 防災教育の重要性
防災ポーチを持たせるだけでなく、こどもに防災について教えることも重要です。災害が起こったときの行動や避難場所、連絡手段などを教えることで、いざという時に冷静に行動できるようになります。
5.2 家庭での防災訓練
家庭内で定期的に防災訓練を行うことで、こどもは実際の状況を想定した行動を身につけることができます。避難経路や避難場所の確認も忘れずに行いましょう。
6. まとめ
こどもの外出時に持たせたい防災ポーチは、災害に備えるための大切なアイテムです。必要な物品を厳選し、こども自身が防災について考えるきっかけを作ることが重要です。定期的に内容を見直し、家庭での防災教育を通じて、こどもが自分自身を守る力を育てていきましょう。災害は突然やってくるものですが、備えがあれば安心です。
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